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海外フリーランサーは、スポーツの習い事をすると良いことずくめ

June 9th, 2019

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どうもー、ドイツ在住フルスタック&フロントエンドエンジニアのArisaです。

自称、武道家、合気道家プログラマーですが、ドイツで合気道連盟認可の道場にて、週2回、合気道の稽古に励んでいます。

私は以下の理由で合気道をドイツで始めました。

  1. ドイツ人コミュニティに最低でも1つは所属したい

  2. ジムではなく、戦えるスキルも身につけられて運動にもなる武道がしたい

  3. 日本のルーツを活かして、日本の無形文化遺産を体現できるようになりたい

  4. パートナーと彼の家族以外の人間関係でも、知り合い、できれば友達を作りたい

  5. ドイツ語習得をスポーツを通してしたい

  6. 精神的にも身体的にも強くなりたい

  7. プログラミング以外の日常でできる得意分野を習得したい etc

理由を挙げればきりがないほどありますが、大体はこんな感じです。

上記は理由でもあり、私が合気道をドイツで極める成果に求める期待でもありました。

まだ始めて半年前後ですが、期待していたこと以外に得られた、意外な成果が非常に多くあるので、なんでもっと早く始めなかったんだろうと思っているぐらいです。

と言うわけで、海外移住して間もないフリーランサーにこそ声を大にして伝えたい、スポーツの習い事によって得られるメリットを、今日は紹介します。

(※ 私の実体験に基づく意見なので、全ての方に成果や良い結果が得られるということを保証するものではありません。ご了承ください。)

良いこと1:人脈で仕事が入る

一番嬉しいことと言っても過言ではないですが、私が海外移住して間もないフリーランサーに特に声を大にして共有したい理由がこれです。

仲間や先生を通して仕事が入ることがあるんです...!✨

海外移住して間もないフリーランサー、もしくは仕事を探している人にとって、これはかなりの朗報です。

なぜかと言うと、移住して間もないと言うことは、滞在し続けるためのビザをこれから準備する状態にあることが非常に多いため、滞在し続けるために必要な労働権も得られるビザ申請を検討している人が多く、そのためにはすでに仕事を持っているか、十分な収入があることを証明できる環境を整えなければいけません。

私もその一人でしたし、今でも来年以降の滞在のためのフリーランスビザ更新の手続きに追われています。(これはこれでシリーズの記事が書けるほどですが...)

ビザ申請に関して、州や町、個人の状況によって変わるので一概には言えませんが、働き先やクライアントがすでに明白だと、外国人局としてもきちんと税金を払ってくれることがわかるので、労働許可のついたビザを出してくれることが多いです。(収入額も伴わないと説得力は少し欠けますが)

そして、これは複数の地域で耳にしたり、自分自身でも聞かれたことなのですが、ドイツ社会、もしくは滞在する地域に何かしら貢献する仕事なのかと言うことも重視するところは多いです。

ベルリンに至っては、2019年6月現在ではドイツ在住クライアント最低2人はいることが条件になっています。

つまりドイツにクライアントがいるということは、それだけでドイツ社会に貢献する大きな証拠になります。

でも移住して間もないフリーランサーにとっては、これが結構ハードルが高い...

私は運よくドイツ在住クライアントがいましたし、ドイツ在住クライアントからの収入が大部分を占めるので問題はなかったのですが、そう簡単に見つかるものではないです。

私も結構時間をかけてアプローチをしてようやく見つけたのですが、色々とリサーチやアプローチの方法やアプローチをかける人選びも工夫していましたが、正直、運も関係していた部分もあると思います...

運はどうにもできない部分が大きいのですが、でも運をよくする可能性を高める努力はできますよね。

それが、スポーツの習い事です💡

スポーツの習い事をすると、複数の現地の人に混じって一緒に活動をすることは避けられません。

試合形式のものや、個人競技であっても、同じスポーツをする仲間とのコミュニケーションは、同じ競技場やフィールドを共有して使って、決まった時間に活動に一緒に参加するので、必然的にコミュニケーションは取らなければいけません。

現地の言葉がわからないと言う不安もありますが、そういった方は特に日本由来の武道や柔術をお勧めします。

理由は簡単。

技や指示が、日本語だから。

私のドイツ語も、役所関係や病院関係などの複雑な手続きなどのレベルだと厳しいですが、稽古仲間が言っていることや先生の指示、説明を理解したり、自分のことを話したり、相手のことを質問したりすることは、なんとかできます。

でも正直、私のドイツ語は、現地の人からすれば仕事ができるレベルではないと思います。

それでも現地での合気道の稽古は問題なくできて、よく話す気の合う稽古仲間もできました。

彼らの話すことを100%理解しているとは思いませんが、稽古に関しては、言っていることがわからずに呆れられることは全くなく、すべてわかります。

それもそのはず、ある程度のドイツ語力に、肝心な指示や実際にパフォーマンスする内容を日本語で聞くことができるからです。

若干カンニングというか、それでドイツ語が身につくの?と言われるかもしれませんが 笑

でも、コミュニケーションはしやすくなりましたし、新しい単語もたくさん覚えられています。

そして一番メリットが大きかったのが、人脈が広がったこと。

この人脈こそが、海外移住して間もないフリーランサーにとっても、最もあれば嬉しいものなんです。

必然的に、なぜドイツに来たのか、どのくらいドイツに暮らしているのか、何を普段しているのかという質問はほぼ聞かれますし、こちらも同じアクティビティをする仲間として、どんな人なのか知りたくて聞く内容でもあります。

そういったときに、自分がどんな仕事をしているのか、何のプロフェッショナルなのかを伝えると、意外と自分のプロフェッショナルの分野を必要としている人がその中にいる場合があるんです。

私の場合はまさにそうでした。

機会をくれた人は、結構気難しそうな人で、稽古で始めのうちはあまり話さない人だったのですが、ある日、道場にまだ誰もいなかったのもあって、気まずくならないように話をしていたら「エンジニアって、webとかアプリの方だよね?」と結構食いついて来たんです。

割と掘り下げて相手に質問をすることが普通のコミュニケーションであるドイツにおいて、コミュニケーションの一貫かなと思っていたのですが、数日後、「うちの上司とマーケターが、web開発ができるエンジニアを探しているんだよね、どんなことができるか教えてくれない?」と、思っても見ないところから仕事のチャンスに変わったのです。

そして名刺を渡して、マーケターの人と上司の方とミーティングをしたり、詳細をメールでやりとりするにまで至ったので、現在進行形の案件なので、納品まで行きましたとはまだ言えませんが、仕事の機会獲得は、合気道の道場で稽古仲間との人脈があったからにつきます。

現地在住クライアント獲得を優先して行わなければならない海外在住フリーランサーは、コワーキングスペースや、自宅で作業ばかりに追われず、また一人で抱え込まずに、案外、外に出てみると解決策が思いもよらないところから舞い込んでくることがあるので、スポーツの習い事はそういう意味でもお勧めです。

なぜスポーツに限定したかということに関しては、料理教室やアートだと、料理はまだ見よう見まねでできる部分がありますが、長期的に一定の複数人で活動をするのかというところが微妙なのと、アートだと、個人で黙々と作業をすることが多く、展示などは一緒に1つの団体としてするかもしれませんが、作業中のコミュニケーションが少ないので、見よう見まねでできて、活動中のコミュニケーションが必然的に活発になるスポーツが、一番私の経験では適しているということになった感じです。

同じスポーツでも、ジムに通うのをここに含めない理由としては、ジムは1人で自分のスケジュールで行きたいときに行くのと、運動中も一人で行いますし、ほとんどの人はイヤホンで音楽を聴いて運動するので、交流が生まれにくいです。

しかも時間が自分で決められてしまうので、同じお金を払って行う活動でも、「今日はいいや〜」と三日坊主にもなりやすいです。

ジョギングも筋トレも交流は生まれないので、健康維持ぐらいしかメリットは期待できないのが惜しいところです。

良いこと2: ドイツのスポーツの習い事はリーズナブル

習い事をしようにも、コストが...ということはよくあります。

びっくりしたのが、武道や柔術、格闘技系の習い事メインの話にはなりますが、習い事にかかる費用がめちゃくちゃ安いこと。

特に「ちょっと興味あるから体験だけ行きたい」という人に対して、うちの道場に至っては、気に入って続けると決めるまでは、お金を取りません。

「それって、いつまでも永遠にまだ体験中なんでって言えば、タダでできるじゃん...」と思った人もいると思いますが、実質タダで永遠に稽古をしている人もいます 笑

うちのパートナーも、たまにですが一緒に稽古に行くときに、一切費用の話はされていないですし、聞かれる気配も何も微塵もないです。

費用を払うことによって得られるメリットはもらえませんけどね。

ドイツの合気道で言えば、ドイツ合気道連盟のメンバー費用を支払わない人は、永遠に級を持っていない初心者の白帯になります。

私は1日でも早く有段者になって、取れる段は全て取りたい目標があるので、速攻で支払い手続きをしましたが。

費用に関しては、だいたい教える先生も好きで教えているので、(と言っても7段とかレベルめっちゃ高い人ですが)どのスポーツの習い事の先生たちもほとんど本業の仕事は別であるのもあってリーズナブルなんだと思います。

ちなみに私の合気道の先生はお医者さんだそうです。

手続きの紙に、独身のメンバーは120 EURと記載があって、「これは月額?年間費用?」と記載がないのでよくわからないまま出しましたが(私の雑さが伝わりますね 笑)、先月出して、いまだに引き落とされた形跡はないので、年間費用なのかなと、今のところ信じています 笑

良いこと3: 孤独感がなくなった

ドイツに住んで、この6月で丸2年経ったのですが、始めの1年目は孤独でしょうがなかったです。

当時は、今は一緒に仕事もプライベートでも仲良くしてもらっている、ベルリン在住翻訳家、ブロガーのwasabiさん(@wasabi_nomadik)とも知り合う前だったし、メインでしているオンラインプログラミングスクールCodeGritのメンターも運営、企画も、CEOの手島さん(@atsuhio)とも知り合う前だったので、関わる人はパートナーと彼の家族、クラウドソーシングのクライアントのみでした。

ドイツ社会がどんなところなのか、何が常識なのか、ドイツ人がどういう国民性なのか、私のいる南部はどんなところなのか、そういったことがあまりよくわからないままでいました。

しかもクラウドソーシングは、私のnoteの記事「フリーランスのエンジニア心得:初案件獲得から、1年以内に安定した収入とキャリア形成までの4つのコツ」でも主張していますが、長い関係を続けることが非常に難しいです。

それと同時にトラブルも多く、「今日さ、こんなことあって」とパートナーに話しても、「俺も仕事で疲れてるのに、人の仕事の愚痴聞きたくない。Arisaは外の世界を知らないから、すぐ弱音を吐く」と突っぱねることはしょっちゅうで、喧嘩になることもしばしば。

エンジニアになる前はドバイのエミレーツ航空で客室乗務員を1年勤め、大学時代もバイト掛け持ちで、正社員もバイトも関係ないというバイトばかりをしてきたので、正直、5年間社会に出て何かしらの企業で仕事を日本なり海外なりでしています。

そのことを知っていながら、フルタイムで働いたエミレーツでのCAのキャリアしかカウントしない彼にイライラが募りに募りまくっていました。

正直エミレーツにいた時より、仕事であった特にトラブルや困ったこと、嫌だったことは格段に減ったので、そもそも弱音自体は減っている(むしろゼロ近い)のに、上記のようなことを繰り返し言うので、喧嘩は酷くなるばかりでした。

それだけではなく、「家で仕事してるんだから、時間あるんだし家事する時間あったでしょ」と、結婚もそもそもしていないのに、主婦と勘違いしている発言もなんの悪気もなく出てきます。

これは本当に家が仕事場である人にしかわからないことなのですが、家で仕事をすることほど時間が削られて、集中するのが難しい環境はないです。

そういった私の働き方のスタイルや、見えないところでの現実を知らずに出てくる彼のコメントに爆発をする自分もいやでしたし、止めたかったのですが、狭い人間関係の中だと逃げ場がなく、外に出ても行く場所もないし、コワーキングスペースなんてない地域なので、仕事環境も何も変えられません。

気分転換も家にいるしかできなかったので、険悪なパートナーと同じ空間にいるしかなく、また別の喧嘩が勃発なんてことも嫌という程経験して、かなり消耗しました。

彼自身が学生時代に仕事も両立するということを経験していないために、フルタイムしか職歴にカウントしないことや、家で働く難しさを経験していないからこそのコメントは仕方がないと言うのはわかっていますが、狭い人間関係は視野を狭くします。

そんな中クライアントとトラブルでもあったらもうやってられません。

なんとかしなければと方法を考え、言葉の壁は置いておいて、習い事をして人脈を広げるという方法をとり、このおかげかはわかりませんが、明らかに喧嘩は減っていますし、確実に言えるのは、孤独感がなくなったことです。

心配してくれる人が他にも近くにいると言う安心感は、家族や友達も遠い日本にいてすぐに会えない状況の私には、とてもありがたいことでした。

外国人として海外に住んだことのない人には想像しかできないので、彼も私ほど合気道に休まず熱心に通うことはしませんし、他の稽古仲間も気が向いた時だけの人がほとんどですが、習い事という活動を通して、孤独感がなくなったのはとても大きなメリットでした。

彼自身、私のことを一番近くで見てくれている良き理解者であることに変わりはないですし、ビザも彼の助けなしでは取得できなかったですし、ドイツのことをたくさん教えてくれたのも、暖かい家族との時間を与えてくれたのも、ドイツに移住できたのも、彼と彼の家族がいてこそなのですが、そういったことをずっと狭い人間関係の中で生きていると、ちょっとしたことで忘れて爆発したり、落ち込んだり、精神衛生上良くないことがわかったので、孤独感をなくす意味でのスポーツの習い事は、私には本当に大きな良い効果をもたらしています。

何かあっても、合気道を始めてからは気持ちの切り替えがしやすくなりましたし、トラブルや険悪なムードがあったとしても引きずらないようになり、結果として、うまく切り替えができるようにゆっくりですが、良い方向に向かっていると思います。

自己分析にすぎませんが、やはり心配してくれる人が外にもいるという安心感が、孤独感を和らげてくれ、狭い視野を広げてくれるのかなと、私の場合は思います。

彼の仕事のシフトの関係で、いつも車で行き来できるわけではないので、行きは歩いて行くこともよくあるのですが、帰りは暗いので、必ず稽古仲間のだれかが車で送ってくれますし、何かあった時の連絡先を渡してくれたり、何かあった時だけでなく、日頃から私のドイツ語の上達のため、意識的にメッセージを送ってくれたりします。

今まで彼と彼の家族以外のドイツ人で、ここまで心配してくれたり、関わってくれたりする人を見たことがなかったので、とても感動しました。

まとめ

スポーツの習い事をすると予測していなかった良いことがいくつもありますと言うことを、個人の経験を交えての話が多かったですが、お伝えしました。

人それぞれ状況も違いますし、好きなことや傾向も違います。

なので、この方法がベストですと、押し付けることは私はしたくはないので、そのことはご理解いただければ幸いです。

そういう方法もあるんだ、くらいに参考程度にとどめていただいて、自分なりにベストな方法を探って行くためのきっかけになれば嬉しいです。

私自身、人の助けなしにはここまで来られなかったですし、失敗や苦労したこと、後悔したことは非常に多いです。

それらの経験とパートナーと彼の家族、合気道の稽古仲間の助けがあるから今の私があるのですが、もっと早く知っていればよかったということも多々あります。

少しでも似た状況の人の状況を好転させるきっかけになればと思って、共有しました。

では

ちゅーす