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ドイツ企業、Contentfulの面接を受けてみた

July 12th, 2019

contentful

どうもー、ドイツでフリーランスのフルスタック&フロントエンド エンジニアをしています、Arisaです。

先月、Contentfulを使ってこのポートフォリオ&ブログサイトを開発&公開したら、Contentfulのエヴァンジェリストの人が、このサイトの記事を読んでSNS上でアドバイスになるコメントをくれたり、人事の人からデモ開発のポジションの面接を受けてみないかと、連絡が来たりしました。

Contentfulは使って見て面白かったし、これからいろんなUI エクステンションを実装しようと思っていたところに、意外なお誘いがあって、びっくりしました。

今の完全リモートの働き方を変えるのは譲れませんでしたが、リモートでもいいよと交渉したらOKをもらえたので、受かったら出張が待っていましたが、受かってから考えようと思って、経験になるし、ドイツ企業でのエンジニアの経験も一度は機会があればしたいなと思っていたので、面接を受けてみました。

結果を先に言うと三次面接でダメだったんですが、改めて自分で気がついたことや、面白い発見もあったので、記憶が新しいうちに書いておこうと思います。

エンジニアで海外就職を考えている人は、面接で実際に聞かれた質問も載せてますので、参考になれば幸いです。

面接の大まかな流れ

まずは面接の全体の流れを紹介します。

はじめにもう書いちゃいますが、Contentfulの選考は、通常に企業の倍くらい面接の回数が多いです 笑

こんな感じ ↓

  • 一次面接(30 min):SNSでデモ開発ポジションを勧めてくれた人事の人と通話面接。

  • 二次面接(45 min):配属予定先のプロダクトマーケティングディレクターと通話面接。

  • 三次面接(30 min):エンジニア(Twitterですでに面識のあったエヴァンジェリストの人)と通話面接。

  • 四次面接(30 min):プロダクトマーケティングマネージャーと通話面接。

  • スキルテスト課題

  • 五次面接(?):ベルリン本社で、与えられた課題を完成させてプレゼンをする。

ポジションによっても変わって来ますが、私の受けたポジションのデモ開発のポジションはこんな流れでした。

三次で落ちたので、その先はお伝えできませんが、説明があったので、こんな感じの予定でした。

他のドイツ企業はいくつか過去に受けたことはあって、ほとんど三次面接がファイナルで、ベルリン以外の企業は大まかにですが、声のみの電話での面接から入ることが多かったです。

Contentfulがいかに面接回数が多いかお分りいただけたでしょうか 笑

回数が多いことはContentful面接官も、何人か自分で言っていて、「面接のプロセスのスピードが遅かったら教えてね」と、こちらからのフィードバックも聞く傾向にあるのかなという印象でした💡

面接環境(言語、面接の形式)

ドイツの企業とはいえ、ベルリンのグローバルな企業だったので、選考は全て英語でやりとりしました。

私自身、ドイツ語のレベルは日常生活と、会話が成立する意思疎通はできるレベルではありますが、病院や役所、税金、保険手続きなどのレベルになると、少し厳しいくらいのレベルなので、英語で全て選考を進めてくれる環境は、とてもありがたかったです。

(仕事や仕事に必要なスキル向上を理由に、今まで語学学校に通ったことがないのもありますが、最近は自分に鞭打って、地元のコミュニティに合気道の稽古を通してドイツ語オンリーの時間を作ってます)

面接にはファイナルを除き、zoomやGoogle Hangoutを使って、カメラONの通話で行いました。

ベルリンと私の住んでいるシュツットガルト近くの街は、日本で言う新幹線の部類の電車では、片道6時間と少しかかり、飛行機では空港への道のりや、便を待つ時間など全て含むと、4、5時間かかる距離です。

「本社に来る際には、もちろん旅費は出るよ」と言われていましたが、やはり時間や距離、移動の労力を考えると、ファイナル以外を通話で済ませてくれたのも、とてもありがたかったです。

私の場合は、特に仕事を探していたわけではなく、声がかかったし、キャリアにプラスになることなので受けようと思っていたため、本業のオンラインプログラミングスクール、CodeGritのメンター講師業務もあったし、通話形式というのは非常によかったです。

実際に聞かれた質問

一次面接:企業説明、就労条件のチェック、就労ステータスの確認

一次面接は、実は終わるまで面接の選考だとは気がつかなかったくらいでした 笑

「デモ開発のポジションなんだけど、興味あるかな?よかったら一度話そう」という流れで通話に至ったので、通話が終わって次の面接のメールを読むまで、あれは面接の一環だったのか、と全然気がつかなかったくらいでした 笑

良い意味でとてもフレンドリーで話しやすい人だったからかもしれません。

私の前のCAのキャリアも見てくれていて、エミレーツは乗ったことがあって、飛行機恐怖症の私にも親切でよく覚えてると言ってくれたり、面接の雰囲気を和やかに保つ自然な会話も非常に多く、緊張はしなかったです。

有名企業の面接経験を共有するGlassdoorでも、Contentfulはフレンドリーと評価が高いです。

私のように選考漏れした人でも、良い経験になったと書いている人が多く、マイナスなオピニオンは少ない印象でした。

主にはContentfulがどんな会社か、何を目指しているのか、福利厚生などの説明と、ドイツで就労するのに問題のないステータスかどうか、勤務形態の話でした。

特に私の場合は、実はリモートはダメ?と聞いたときに、一度残念だけどオフィス勤務なんだと断られかけました。

でもこの人事の人が気を利かせてくれて上司に確認をしたら、リモートでも良いよというやりとりが面接の前にあったので、リモートワークの確認と、出張の頻度の確認をした記憶があります。

あとなぜ今回私に声をかけたのか、その理由の説明がありました。

LinkedInから連絡が来たのですが、JavaScriptの経験とContentfulでの開発物がすでにあったこと、ContentfulのエヴァンジェリストとすでにTwitter上でContentfulで開発したこのサイトのことでやりとりがあったことが理由だと言われました。

一次面接はそもそも面接とは思っていなかったので、特に準備はしませんでしたが、面接に進むんだろうなとは思っていたくらいの手応えでした。

二次面接:ざっくりとした今までの開発経験とスキルセット

二次面接もとてもフレンドリーで話しやすく、実質、結構楽しかったです。

将来ボスになる候補の人だよと、人事の人から説明があったので構えていましたが、若く気さくな人で面接中に緊張は全くしませんでした。

自然な会話で面接の質問をされていたので、日常会話のような感じで答えていました。

二次面接では、以下のことを聞かれました。

  • 自己紹介を経歴を含めてどうぞ。

  • Next.jsとHerokuの経験はなくてもいいけど、これから習得してもらうのには興味ある?

  • ECサイトの開発経験はある?

  • Gatsbyでどんなweb開発を今までして来た?

  • 住んでいる家からベルリンへは、片道どれくらいの移動時間?

  • フリーランスらしいけれど、業務時間の管理はどうやってる?

  • 希望の給料の金額を大体で良いから教えて。(ドイツはほぼどこでも必ず聞かれます)

  • Contentfulでのモバイルアプリの開発は興味ある?

だいたいこんな感じの質問でした。

自己紹介は一次面接でもあって、この先の三次面接でもあったので、その都度聞かれました。

面接官の自己紹介から始まって、こちらの自己紹介もするので、導入的な感じです。

技術に直接関わるレベルのテクニカルなことまでは踏み込まず、スキルセットと経験を聞かれる面接でした。

あとは、フリーランスとしてどうフルリモートワークをこなしているのか、この質問は結構意識して聞かれていたように思います。

私自身、仕事のスタイルが受講生と毎週決まった曜日に決まった時間で通話面談を行うので、そこは絶対固定で変えられませんし、それを利用して朝、昼に面談予定を入れて、仕事系は朝〜昼過ぎまでに終わらせるスタイルにしていることをそのまま伝えるだけなので、難しくはなかったです。

面談以外の時間は、ポモドーロタイマーを使って管理していますし、休息が効率化に重要なので、週末はそのためのオフを徹底していることをそのまま伝えただけで、ひねった答えとかは言ってないです。

面接官からは「フリーランスとリモートワークのプロってことだね 笑」と和やかなジョークになって良い感じでした。

ECサイトの開発経験は、かなり良い印象と言われました。

ContentfulでのECサイトデモと、モバイルアプリのデモを増やしたいようで、力を入れているんだと説明がありました。

どんなECサイトを作ったことがあるのかは聞かれましたが、フレームワークやStripe、Netlifyを導入したことは説明しましたが、Stripeの何を使ったのかとか、そういう技術的なことまでは聞かれなかったです。

Next.jsとHerokuを習得して欲しいんだけどいいかな?と、学習や新たなスキル習得に興味があるかどうかも結構念入りに聞かれました。

私としてはそれは毎日できたら幸せと思っているくらいで、実質週末に新しいスキルを身につけるためにフレームワークなどの習得を兼ねた開発や勉強を趣味でやっているので、喜んでという感じでした。

Contentfulは、今のところですが、一人当たり20万円以上のスキル向上のための予算が与えられるようで(年間かどうかは忘れました)、それでついにMac購入をした人や、大量に技術書を購入する人、海外へのカンファレンスへ参加する人もたくさんいるんだそうです。

スキルアップや業務効率化のための環境を整えるのに20万円以上使っていいよと言われたら、めちゃくちゃ嬉しいですね✨

業務効率化のためのモニターやキーボード、マウス、興味のあった技術書や、交通費のせいで我慢していたイベントやカンファレンス。

全部今すぐでも欲しいくらいですが、2年半エンジニアとしてやって来て、いまだに数冊の技術書と数個のオンラインコースしか投資できていないので、お金が全くないわけではないですが、個人で年間20万円以上も投資は、今の私にはちょっと現実的ではないです。

モニターかiMac、キーボード、マウスは絶対いつか買いたいのですが、やっぱり高い買い物なので、ビザもまだフリーランスの1年目だし、次の更新があるかもわからないので、当分は7年使い込んでいるMacBook Proで作業し続けると思います。

iMac持ってドイツ引き上げとか大変ですから 笑

話が逸れましたが 笑

二次面接も非常にリラックスして何でも話せる面接になりました。

三次面接:デモ開発のポジションに対する期待や、このポジションについた場合のシミュレーション

さて、この三次面接を受けて私は選考から外れましたが、面接が始まったくらいから「ダメだな」とは気がついていました。

なぜか?

理由は簡単です。

「三次面接はテクニカルな質問になるよ」と言われていたので、スキルテストだと勘違いしていました 泣

そのため技術的な準備ばかりしていて、要するに普通の質問に対する準備ができていなかったのです。

私はいつも面接の前に、聞かれそうな質問を多めにシミュレーションして、どう答えるか、丸覚えはしなくても、一度考えて書くのですが、それをしていかなかったのがまずかったです。

正確にはしましたが、二次面接用にしていて、記憶が薄れていたので、用意をしていた質問が来た時も「あー...」となりました 笑

もっとこう「Promiseとスコープ、非同期処理とは何ですか?」みたいな、会話で済ませられるレベルだけれど、技術的なことを聞かれるものと思っていたのです。

だってGlassdoorのContentfulの面接を受けた人が、エンジニアの人はほとんどそう書いていたから 泣

ちなみに聞かれた質問はこんな感じ ↓

  • 自己紹介

  • どうやって独学でプログラミングを習得したの?

  • 独学中に大変だったことは何?

  • 開発したECサイトはどんな環境構成?Stripeの何を使ったの?→ checkoutを使ったのが思い出せなかった。

  • webとwebアプリって会話の中でさっき言ったけど、具体的な違いは何?→ 一回の説明で理解してもらえなかった。

  • 自分にとって、何が悪いデモと良いデモ?

  • Contentfulのデモ開発のポジションに期待することって何?→ 用意していたのに、ど忘れ。

  • ContentfulのUI エクステンションは何か使ったことある?→ プレビューAPI(しかもエクステンションじゃなくAPI)だけだと少なかったと思う

  • Contentfulで改善した方が良いと思うことはある?→ 一応Chromeのrich textバグは伝えたけど、目新しくはない。

そして面接を終わる前の質問タイムで、余計なことを聞いたのもあるかと。

エンジニアの部署との関わりはどれくらい密接かとか、私がリモートワークすることに関して、エンジニア部署はどう思うのかとか、完全自分が選考を受けている部署がマーケティングにいることを忘れている質問をした気しかしない⚡️

間違えてマーケティングと言ったつもりが、プロダクトになっていて「君のポジションはマーケティング部署の配下だよ」と訂正を面接官が言わざるを得ない状況を、自分で作ってしまったのも、アクシデントとはいえ、非常によくないですね 苦笑

面接を終わる際も、「次の面接のスケジュールがまだ決まっていなければ、1週間以内に人事の人からメールがあるからね」と、今までのすでにもう次の面接の話が決まっている前提の締めくくりではなかったので、

「せっかくTwitterで話したことのあるエヴァンジェリストの人が面接官だったのに。準備を間違えたとはいえ、それは理由にならないくらいのチャンスを無駄にした面接だったな」

と、受からなかったことではなく、Contentfulにとって有益な時間にならなかったということと、せっかく話すきっかけを持てたエンジニアの人と、準備不足のためにうまく話すことができなくて、自分以外のエンジニアとの交流で得られる恩恵を逃してしまったということの方が、ショックでした。

改めて面接を通して気が付いたこと

でも、実は面接の選考を受けているときに、すごく片隅にですが、今の自由な働き方のライフスタイルと、若干の報酬アップを引き換えに、職種は違っても、また企業に戻るのもなという思いにも気がついてはいました。

確かにリモートOKでしたが、初めの数ヶ月は頻繁に来て欲しいとのことでしたし、最低でも月一で出張は予測されたので、自由に制限がかかるのは少し躊躇していた部分の気持ちが、三次試験を終えたら、もしも次の面接が決まったらという思いよりも完全に勝っていました。

この2年半、ほぼ当たり前のようにフルリモートで全て仕事をこなして来たことを、どうやら当たり前になっていたから、そのありがたみやメリットの大きさを忘れていたようです。

そして自分がエミレーツとCAをやめた一番の大きな理由も、叶ってしまって当たり前になっていたからか、また手放そうとするところでした。

死ぬほど嫌いで、本当に精神が狂ったあの会社、エミレーツでの経験を、企業に戻ったからと言って100%繰り返すとは思いませんが、(そう思いたくはない)やはり採用されてもずっとは続けないんじゃないかなと、心の何処かでは思っていました。

まず自分の成長に合わせて、経験したいことや働き方のスタイルなども変わる場合は大いに考えられます。

挑戦したい新しいことも、1日が48時間になってくれないかと本気で思うくらい、たくさん出て来ていた時期だったのもあり、やはり自分で何に取り組むか、どうキャリアを形成していくかを貫けるフリーランスでよかったのかなと、改めて天秤にかけてみて気がつくことができました💡

不安定だ、若いからできることだと言う意見も聞きます。

でも私は、フリーランスは自分で自分のキャリアだけでなく、企業に務めていたら企業任せだったであろう保険や年金、税金も自分でコントロールと管理をする環境にいるので、むしろ自分の環境をライフイベントや、両親の高齢化などに合わせて柔軟に対応できる、私にぴったりの選択だと思っています。

ドイツに住んで2年になりますが、正直、まだドイツに住み続けるかどうかはわかりません。

この国を好きかどうか判断するには、まだ早いと思うし、この国での私の経験が足りないと思うのです。

5年くらい住んでようやくわかるのかなくらいに思っているので、パートナーもいますが、それはまた別問題で、私は自分の意思で住む国を決めたいし、私が幼い頃から仕事で忙しく、一緒に過ごす時間が少なかった両親2人共が退職をした後には、なるべく会いたいです。

祖母も元気だけれども、年齢でいつ亡くなってもおかしくないし、両親だって過信はできません。

日本で就職をした弟はすぐには駆けつけることができないだろうし、だから私が自由に動けて、でもどこでも仕事ができてと言う環境をキープしたいと言うのも、キャリアと同じくらい私には大事なんです。

海外に住むと言うことは、あと何回両親と会えて、祖父母とも会えるのかわからない状況でもあるので、なるべく距離は埋められなくても、柔軟にいつでも駆けつけたり帰ってこれる環境に整えておくことは可能なのでしておきたいです。

と、話が飛躍しましたが 笑

要するに今回の経験は、フルリモートの今の環境でもっとキャリアアップとスキルアップをしたいのだと、改めて気がつく、良い機会だったということです。

そのことに気がつかせてくれた今回の面接と、時間を割いてくれたContentfulには感謝しています:)

何よりも、ベルリンで勢いのある企業で、しかも私が好んで利用しているプロダクトの会社と面接をすることができて、人生経験がまた1つ増えましたし、私は働き方に縛られず、可能な限りずっと学んでスキルを磨いて行きたいんだとも気がつくことができました。

Contentful受けて見たいなあと思っている人は、今割とたくさんのポジションを募集かけてるみたいなので、応募してみると良いチャンスがあるかもしれません^^

では

ちゅーす