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ドイツで合気道:夏はドイツ特有の理由で稽古が中だるみする?!

September 15th, 2019

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どうもー。

ドイツでフリーランスのフルスタック & フロントエンド エンジニアをしています、Arisaです。

夏は旅行に行ったり、こちらの家族で集まったり、引越し、リノベーションシーズンだったりするので、ブログの更新が滞っていました...

他のヨーロッパの国も若干似ているところがあるかもしれませんが、ドイツは夏は長期休暇を取る人が非常に多く、学校も長期休暇に入るので、何かと作業やいろいろなことが滞りがちです。

そしてこの記事のタイトルにある通り、習い事も同じく滞ります。

タイトルの答えはもう想定がつくと思うので、最初にもう書きますが、休暇シーズンということが原因で稽古がめちゃくちゃ中だるみします。

「年に一度くらいの長期休暇なんだから、ちょっとくらいお休みはありでしょ」

と、物事が滞ることがほぼない日本にお住まいの方でも、さすがに夏や冬の長期休暇であれば多少のお休みくらいは、と思うのではないでしょうか?

私も同じでしたが、ドイツの道場の稽古の夏による稽古スケジュールの変動具合は、多少どころではなかったです 笑。

なので、夏に稽古で極めようと意気込むのは向いてないということと、夏ならではの落とし穴も合わせて、ドイツの道場ならではのことだったので、紹介したいと思います。

モチベーション維持のためにも、もし海外で道場にて稽古に励みたいと思っている人がいたら、参考にしてもらえればモチベーションがあまり下がらなくて良いかな、と思ったので、「へえー」と思ってもらえれば嬉しいです。

稽古が捗らない理由1: 連絡なしの稽古ドタキャン

一番びっくりしたのがこれ。

事前連絡なしの稽古当日ドタキャン。

でも、私のいる道場だけじゃなくて、これはだいたいのドイツの人であれば「しょうがないね😌」で終わるような、別に大問題でもない部類のことです。

実際にあった例でいうと、当日稽古日だったので、道場のサイトでも稽古があるということをカレンダーで確認して行ったところ、待てど暮らせど誰も来ないので、合気道のグループLINE的なチャットグループに書き込んで聞いても、しばらく返事もなく、結局稽古が中止と察して帰ったことがあります。

数時間後にグループチャットの書き込みを読んだ稽古仲間が「今日中止になったらしいよ!」と教えてくれました 笑。

うちの道場は水曜日と金曜日に稽古をするのですが、水曜日の稽古終わりにいつも先生が金曜日に来る人を確認します。

たまたま私が休んだ水曜日の稽古で先生が確認した時に、誰も金曜日はその週は来ない予定だったようで、その場で「じゃあ稽古は今週金曜はなしね」と口頭だけで連絡されたらしく、連絡のなかった私だけ知らなかったということが起きたようです。

私の場合、ドイツで運転できる免許を持っていないのと、自分の車も持っていないので、片道を40分かけて歩いて稽古に行っています。

たまたまその週はパートナーが車を出してくれた日だったので、迎えに来てもらうことができて時間はそこまでロスしませんでしたが、もし歩いて行っていたら、待ち時間も合わせたら2時間以上のロスです。

「仕事もある平日に、そんな時間ないわ!」

と、一瞬思いましたが、まあよく考えると仕事を終えて稽古にいつも行っているので、その分自分の開発の時間に割り当てることができなかったくらいで、大して失ったものはないなと、思い直しました 笑。

ドイツに移住する前の私だったら、多分、「忙しいのに待たせられた!」と怒って終わっていたかもしれません。

「しょうがないよね」と思えたのも、ドイツに住んでもうすぐ2年半になるので、夏と冬は周りの想定していなかった休暇で物事が進まないことはよくあると経験上知っていたことが大きいと思います。

実際、休暇シーズンだったため、稽古の参加者が少なく、週2回ある稽古も、不定期に週1になったり、全く稽古がなかったりといったことがあったようです。

(先生も休暇はもちろん取るので仕方ないことなんですね。)

ちょうどその時期の少し前に、私は足の小指を折っていて、療養中に稽古には行かずにいたため、夏は稽古が不定期になるということを察する機会がないまま、真夏に稽古復帰して「あら?」となったようでした。

道場のサイトにカレンダーがあって、一応先生が中止などになったらスケジュールを更新をしてくれるのですが、たまたま今回はそれもされなかったという偶然が重なっていました 笑。

稽古が捗らない理由2: 近所の道場から人が流れて来て、道場が狭く稽古しづらい

これも実は夏の長期休暇が原因で起こる現象です。

うちの道場は大人の稽古がメインのため、学校の休暇に合わせて道場が閉まるということがないのですが、近所の道場が、どうも学校の休暇中に閉まる道場らしく、そこの大人たちがみんなうちの道場に押し寄せて来るんです。

近所の道場は、かなり本格的な道場で、道場自体の大きさもとても大きく、合気道メインで開いている道場なので大人だけでも結構人数が多いんです。

うちの道場も、日本で始めに習った道場がカルチャースクールの一部だったこともあり、少し小規模のスペースだったので、ドイツのうちの道場に来たときは、畳で広いなと第一印象で思ったのですが、近所の別の道場は日本の本格的な道場くらいはあるのではないかというほどの広さと設備の充実具合だそうです。

行ったことはないのですが、そこにも稽古に行っている人がうちにいるので、聞く話や写真によるとそうらしいです。

そんな規模の道場の人数がうちの中規模の道場に来るので、いつもは全員揃っても9人程度のところ、近所の道場の人たちだけで10名以上いるので、道場がすし詰め状態になります。

人が多すぎる道場の何がよくないかと言うと、受け身をしづらくなることと、受け身をした人がぶつかって来る可能性が格段に上がるからです。

受け身は後ろと前がありますが、前受け身は前方に人がいることを視覚的に見ることができますが、後ろ受け身は後方に受け身を取るので見辛いです。

受け身には若干のスピードがないと「よっこらしょ」と自分で転がる力を入れないといけなくなるので、合気道の気の流れに反してしまうことはよくわかるのですが、この普段10名規模で使う道場に20名近くの人で稽古をする状態で、合気道の気の流れを意識した受けや取りは、頭の後ろに目がついていない限りできないです。

自分がぶつかるかもしれないと言うことだけならまだしも、私も白帯とはいえ半年稽古をしているので、私よりも稽古の日数が少ない人も稽古にくるわけです。

半年未満の稽古日数の人や、いわゆる体験の人もいるので、そう言う人たちに受け身の前も後ろもコントロールする練習がまだ必要な状態の人もいる中で、すし詰め状態でぶつからないようにしろと言うのは、それもまた無理難題です。

その日はもう受け身をしないでと言うしかないので、初心者にとって稽古にならないこともしばしば。

もう1つ怖いのは、自分が気をつけていても、人にぶつかられてしまうときです。

受け身は前にしろ後ろにしろ、気の流れを意識してスピードが多少出るものなので、スピードのある状態でダーンとぶつかって来られたら怪我をしかねません。

実際結構ひやっとすることは多く、取りの時に、相手が受け身をしようとした時に止めることもよくありますし、ぶつかって来られたことも多いです。

まだ稽古で怪我はしていないのですが、稽古外での怪我で復帰したての時にいきなりそうだったので、もう怖いのなんの 笑。

慣れても人数が多すぎる稽古は今だに好きではないです。

人数の多い稽古で練習が捗らない理由は実はもう1つあります。

稽古が捗らない理由3: 道場の人口密度が増えて、先生にあまり見てもらえない

先生も人数が少ないときは「ここはこうしたらうまくいくよ」など個別のアドバイスをくれていても、当然稽古の人数が増えればそうもいかなくなります。

有段者もいるので、そういった人たちに白帯の人の技のアドバイスを任せてしまう部分もありますし、手本を見せてもらった後の実践で見てアドバイスをくれる頻度は格段に減ります。

早く上達したい私としては、アドバイスがもらいにくい状況はモチベーションが下がりやすいので、夏は思い切って長期休暇を私も入れて稽古を休もうと思いました 笑。

結構こういったことが重なると、稽古が捗らなかったり、モチベーションが下がることが多いと実感したので、ここまでデメリットを共有しましたが、実は夏だから良いこともあるにはあります。

意外なメリット: 稽古人数が少ない時にビールがもらえる

これは真夏には起こらないのですが、学校の休暇が終わると、夏でも近所の道場の人たちは本来の道場が開くので来なくなります。

でもまだ一般の仕事をする人にとっては休暇中だったりするので、稽古の人数が一気に夏の終わりは減ります。

そんな時に、ギリギリ稽古できる人数で稽古をしていると、世話好きな稽古仲間がオススメビールを持ってきてくれることがあるので、これはある意味私にとってはメリットかなと思います。

私の好きなノンアルビールやラードラーという英語名ではシャンディ(レモネード割のビール)も用意してくれたりと、種類も豊富だったりするので、稽古終わりに汗をかいた後に飲むノンアルやラードラーは、飲んべえではないですが最高です🍻笑

道場の隣にあるレストランで飲むときもあるみたいですが、私は終わったら早く帰りたい派なので、こういう差し入れのビールは嬉しいです。

稽古が捗らない期間が長いのは億劫ですが、悪いことばかりでもないです。

まとめ

夏に稽古が捗らない理由は、私にとってはドイツあるあるだなあと思わず思ったのですが、合気道という日本の現代武道をドイツというヨーロッパの文化で続けていく面白味なのだろうな、とも思いました。

実質、他にも色々日本とドイツの違いで例をあげるとまだまだあって、「この人誰?」という人がある日道場に来て、幽霊稽古仲間だったということも普通にありますし、毎回稽古にくる人が少ないのも、金曜日の夜はもう週末だからという認識でくる人が少ないのも「なるほどねえ」と思わされる部分が多く、新鮮です。

まだまだ白帯で、ドイツでの稽古も半年ですが、日独の合気道の稽古の違いを楽しみながら有段者目指して稽古に励みたいですね。

今回はこういうこともドイツの合気道の稽古ではあるよという発見共有な記事でした。

では

ちゅーす。